「ん・・・」
ナオさんは笑って頷くと、シャツを脱ぎ捨てた。
目の前に見える薄く焼けた肌に、手を伸ばす。
「ナオさん、熱いね」
胸に手を置いて呟くと、ナオさんはくすぐったそうに笑って云った。
「今からまこちゃんとヤるんだもん。そりゃ燃えるよ」
云いながら、僕のシャツのボタンを外していく。
あっと言う間にシャツを脱がされて、露わになった鎖骨にナオさんは
そっと口付けた。
ちゅ、ちゅ、と軽く音を立てて口づけながら、唇が胸を下りていく。
くすぐったいような、気持ちいいような、微妙な感覚がもどかしい。
首筋を撫でていた手が、胸をさすり、尖りを指先で摘み上げる。
「あっ」
急に訪れた明確な快感に、思わず声が漏れた。
ナオさんの指は執拗に尖りを責め立てる。
指先で転がし、僅かに立ってきたところを押しつぶす。
声を出さないように、唇を僅かに噛んだら、ナオさんに唇を撫でられた。
「声、聞かせて?」
甘い声で囁かれて、耳たぶを柔らかく噛まれる。
ナオさんの指が口の中に滑り込み、逃げる舌を追う。
口の中を蠢く舌に、気を取られていたら胸を口に含まれた。
「んあっっ」
熱い口に、立った尖りを含まれて、僕は耐えきれずに嬌声を漏らした。
「そう。そんな声」
ナオさんは、云いながら執拗に胸を舐め上げ、吸い上げる。
胸への愛撫は、ダイレクトに下半身を刺激する。
「コッチも感じてきた?」
ナオさんがからかうように云いながら、膝をぐりぐりと僕の股間に押しつける。
「やっ・・・」
直接的な刺激に、僕は身を捩って抵抗した。
ナオさんの手が口から引き抜かれ、腰を掴んで押しとどめる。
抵抗を封じられた途端に、下着ごとズボンが引き抜かれた。

「も、濡れてるね」
ナオさんののんきな声が響いて、勃ちあがって透明な蜜をこぼす僕のモノが
握り込まれる。
「ナ、オさんの手が、濡れ、てるんだ・・・」
快感に言葉を途切れさせながらも僕が反論すると、
ナオさんの手がゆるゆると動いた。
「こっから、何かでてるよ?」
先端を指先で撫でながら、ナオさんは意地悪く云って僕の顔をのぞき込む。
「・・・・知らない」
僕は恥ずかしくて、赤くなった顔を背けて呟いた。
「素直じゃないなあ」
ナオさんの手が、徐々に動きを早めていく。
「あっ、あっ・・・・・、っん・・・・ぅあっ」
ナオさんの容赦ない手の動きに、あっというまに追いつめられる。
もうイきそう、というところまで高められて僕が体中を緊張させた途端、
ナオさんの手が不意に離れた。

−−−−−−−−−−−どれがイイ?−−−−−−−−−−−−

「イかせて下さいって、お願いしてみて?」
ナオさんはにっこり笑顔で僕に言った。

「イきたかったら、僕にご奉仕してくれる?」
ご奉仕って・・・?

「そういえば、コッチでイかせたこと無かったよね?」
ナオさんの顔が僕の足の間に伏せられた。

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