「やっ・・・・・・」 いきなり生暖かな口の中に含まれて、思わず声が出る。 「なっ、何する気!?やだってば!」 ナオさんの顔を押しのけようともがきながら、僕は喚いた。 いくらナオさんでも、そんなところを舐められるのはごめんだ。 「こら。暴れるな」 ばたばた暴れる僕に、さすがにナオさんは顔を離した。 「んなとこ舐めたらキタナイ」 ナオさんを軽く睨んでいうと、ナオさんは首を振り振り云った。 「まこちゃんにキタナイとこなんか無いし、あったとしても全然 気にしないから」 あっけらかんと云いながら、ベッドの下に手を伸ばす。 僕が呆れて絶句していると、ナオさんはそっと僕の手を掴んだ。 「・・・・・なに?」 何となく不安になって、ナオさんを見上げる。 「だって、まこちゃん大人しくしてくれないからさ〜・・・」 あっというまにベルトで両手を縛り上げられて、ベッドの頭に括りつけ られる。 「な、にすんだよっ!」 自由を奪われて、今度は本気でナオさんを睨む。 ナオさんは僕の睨みにまったく臆することなく、にっこりと笑った。 「イイコだから、大人しくしてなさい」 その言葉が終わるか終わらないかの内に、再び顔が伏せられる。 足の中心が、ぬめって暖かい口中に包まれる感触に、僕は身体を 強張らせた。 手とはまったく違う、快感。 あっと言う間に自分のモノが張りつめるのが分かる。 「あ・・・・・・・」 自分の口から出た甘ったるい声に、僕は自分で驚いて慌てて口を 噤んだ 「キモチイイやろ?」 ナオさんが僕を見上げて吐息で笑う。 濡れたモノに掛かる熱い吐息さえ、たまらない刺激になる。 「は・・・・・」 僕は吐息を漏らして唇を噛んだ。 ナオさんはぴちゃりと濡れた音を立てて、僕のモノをしゃぶりあげる。 僕は縛られた手を、きつく握り締めた。 ナオさんの手は、ゆっくりと立てた僕の膝を撫で、それから腿へと滑って いく。 絶え間なく続く口での愛撫と、足を這うくすぐったいような手の感触。 僕のモノはすっかり勃ちあがって、とろりと蜜をこぼしていた。 ちゅっと先端に口づけて、ナオさんの口が離れる。 「まこちゃんのここ、真っ白やね」 太ももにきつく口づけられる。 「あっ!」 びっくりして顔をあげると、足の間にナオさんのにやにや顔が見えた。 「痕、付いちゃった」 嬉しげに云って、赤く付いた痕を指先で撫でる。 「付いちゃった、じゃなくて、故意に付けたんじゃないか!」 僕が赤くなって喚くと、ナオさんはばれたか、と舌を出した。 そして、その舌でぺろりと顔の脇に揺れる僕を舐める。 僕はびくりと身体を震わせた。 「も、イきそう?」 双玉を手で転がしながら、ナオさんが僕を舌先でつつく。 舌先で触れられる度に、僕のモノは解放を求めて震えたが、僕は声を 耐えるのに必死で答える余裕が無かった。 −−−−−−−−−−さて、どうする?−−−−−−−−−−−− 2.答えないなら、イかせない。
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