一心に舌を絡めて舐めしゃぶる。
ぴちゃぴちゃ濡れた音が部屋中に響いていたが、全然
気にならなかった。
固く反り返ったモノを両手で握りながら、何かに憑かれた
ように口を使う。
ナオさんの手が柔らかく髪を撫で、先走りで濡れた頬に
触れる。
優しく頬を撫でてくれる手が気持ちよくて、僕はナオさんの
モノを舐めながら、手のひらに頬を押しつけた。
くすぐるように耳たぶを触られて、くすぐったくて顔を振る。
ナオさんのモノがぴくりと震えた。
「まこ。も、いいから顔離して」
先端を舐めていると、掠れた声のナオさんが軽く肩を押す。
なんだか口を離すのが淋しくて、ナオさんの手に逆らって
先端にきつく吸い付いた。
「ん・・・・っ」
ナオさんが低く呻きながら、強く肩を押す。
張りつめたナオさんのモノが弾けるように僕の口から離れ、
迸る白濁が僕の顔に注がれた。
「だから離してってゆったのに!」
顎から粘る白濁を滴らせて呆然とする僕の顔を、ナオさんが
慌てて手で拭う。
「ナオさんのなら、別に良いよ」
小さく云って、ナオさんの濡れた手を掴んで、白濁を舐める。
「まこ・・・」
ぎゅっと抱きしめられて、僕はナオさんの背中に腕を回した。

ナオさんの足を跨ぐようにして、あぐらの上に座り込む。
首に手を回して抱きつきながら、自分からキスをする。
ナオさんの手が優しく背中を撫でていく。
「ん・・・」
僕は鼻をならすと自分から舌を出して、深いキスをねだった。
流し込まれる唾液をかき混ぜるようにして、舌を絡める。
濡れたナオさんの手が、割れ目を辿り、入り口を探る。
入り口を探り当てた指が、ほんの指先だけ入り込む。
「ふ・・・」
浅く出入りを繰り返す指に、吐息を漏らす。
飲みきれない唾液が口の端を伝う。
ナオさんの唇が離れ、舌先が唾液をなめ上げる。
唇がゆっくりと首筋を下っていく。
時折甘く歯を立てられて、その度に僕は身体を震わせた。
いつの真にか、根本まで入れられた指が、濡れた音をたて
ながら出入りを繰り返す。
「ナオさ・・ん・・・」
名前を呼ぶ語尾が、甘い喘ぎへと変わる。
僕はナオさんにしがみつくように抱きついたまま、指を埋められ
た腰を揺らしてナオさんの肩に顔を埋めた。
ナオさんが欲しくてたまらない。
「まこ・・・」
耳元に甘く囁かれて、頭の奥がじんと痺れる。
「もう、欲しい?」
2本に増えた指で、中をぐちゃぐちゃと掻き回される。
勃ちあがった僕のモノから溢れ出た先走りが零れて、ナオさん
の手や足を濡らしていた。
「ほ、しい・・・っ」
半分飛んでいる理性のせいで、いつもなら言えそうにも無い
台詞が、するりと口を付いて出る。
「な、おさんの、入、れてっ・・」
ナオさんの肩に額を付けて、吐息混じりにお願いする。
なのに、ナオさんはいじわるだった。
「指が2本も入ってるやん」
笑いを滲ませた声で囁きながら、甘く甘く耳たぶを噛む。
「は・・・ぁ・・・」
耳に掛かる吐息と、耳たぶへの甘い刺激。
僕は後ろのナオさんの指をぎゅうぎゅう締め上げて、背を反らし
た。
「は・・・あ・・あっ・・・あっ、ああっ・・」
中の指がポイントを抉るように突き、僕はナオさんの肩をきつく
掴んだ。
快感が強すぎて、思考がまとまらない。
「ナオさんっ!!」
悲鳴のような声を漏らして、ナオさんにきつく抱きつく。
ナオさんの手が優しく背中を撫で、ようやく指が引き抜かれた。

「う・・・・・」
ゆっくりとナオさんの上に腰を下ろす。
固く濡れたナオさんが、僕の中をいっぱいに埋める。
根本まで収めて、僕は大きく息を吐いた。
「動くよ?」
僕が息を吐き終わるのを待ちかねたように、下から軽く突き上げ
られる。
入れられた部分から背骨を快感が駆け登り、僕は首を反らして
上を向いた。
晒された首筋をナオさんの舌がなめ上げる。
僕の尻を掴んだナオさんの手が、僕を引き上げ、突き落とす。
「ぅあんっ!あっ、あっ、あ、あああ・・・・・」
激しい動きに、ナオさんの背中にしがみついて爪を立てる。
「舌噛むよ?」
がくがくと揺さぶられながら声をあげる僕に、ナオさんが動きを
止めて顔をのぞき込む。
「いい。噛んでもいい。だから、うごいて。もっと・・・」
熱にうかされたように口走りながら、ナオさんにしがみついて、
腰を揺らめかせる。
ナオさんは答える変わりに、荒々しく僕をベッドに押し倒した。
足を抱え上げられて、激しく突き上げられる。
「んあああっ!!」
押し倒されて角度が変わり、最も感じるところをきつく突かれる。
勃ち上がったモノが二人の間で擦れて、目の前が白くなる程の
快感に襲われる。
声さえあげられずに、僕は口を大きく開けて思いきり白濁を放って
いた。
吐精の快感に脱力した僕の手が、ナオさんの背から滑り落ちる。
ナオさんの手が、僕の手を掴み、きつく指が絡められる。
「・・・・・・・まこ」
僕がぎゅっと手を握ると、ナオさんは溜息を着くみたいに僕の名を
呼び、身体を震わせて僕の中へと白濁を放った。

べたべたの身体のまま、二人で抱き合う。
暖かいナオさんの胸の中が気持ちよくて、とろりと瞼が下りてくる。
「今日のまこはやけに積極的だったな」
からかうように云われて、急に恥ずかしくなる。
僕はナオさんの胸に頬を押しつけると、とぼけて眠った振りをした。

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